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XRP Ledgerバージョン2.1.0公開!

  •    2024年2月24日   2024年2月24日
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本記事は2024年1月9日投稿のXRPL公式ブログ"Introducing XRP Ledger version 2.1.0“の和訳です。


まえがき

XRP Ledgerプロトコルの基本サーバー実装であるrippledのバージョン2.1.0が利用可能になりました。
このリリースでは、バグ修正、ビルドの改善が追加され、また、fixNFTokenReserveおよびfixInnerObjTemplateのアメンドメントが導入されました。

ノードオペレータはアクションが必要です

XRP Ledgerのアメンドメントプロセスに従い、現在2つの新しいアメンドメントが投票対象となっています。このプロセスでは、信頼されたバリデータからの80%以上のサポートを得た後、2週間経過するとプロトコルの変更が可能となります。

XRP Ledgerサーバを運用している場合は、2024年3月5日までにバージョン2.1.0にアップグレードして、サービスの連続性を確保してください。 プロトコルの変更がいつ発効するかは、分散型ネットワークの投票決定に依存します。

インストール/アップグレード

サポートされているプラットフォームで、rippledのインストールまたはアップデートに関する指示を参照してください。

Package SHA-256
RPM for Red Hat/
CentOS (x86-64)
)
d5af80c0301950fee1d2af311258dfa41f08d96916a273d314eef62d44147208
DEB for Ubuntu/
Debian (x86-64)
42ff780d692b82744c37320a138750a108f1915aad7d7e4c23f64fa4e5059889
Portable Builds
(Linux x86-64)
Use signature verification

他のプラットフォームについては、ソースコードからビルドしてください。
HEADが、バージョン設定を変更するコミットであることを必ず確認してください。

commit d7d15a922a93593eecdaa77dbac177293344aebf
Author: seelabs <scott.determan@yahoo.com>
Date:   Fri Feb 16 16:42:08 2024 -0500

    Set version to 2.1.0

変更履歴

アメンドメント、新機能、および変更点

  • fixNFTokenReserve:

    NFTokenAcceptOfferトランザクタに、OwnerCountが変更されたかどうかのチェックを追加します。変更された場合は、リザーブ要件が満たされていることをチェックします。#4767

  • fixInnerObjTemplate

    STObjectコンストラクタのオーバーロードを追加し、内部オブジェクトのテンプレートを設定するための追加のブール引数を含めます。現在、内部オブジェクトのテンプレートはオブジェクトの作成時に設定されていません。これにより、sfVoteEntryおよびsfAuctionSlotの内部オブジェクトのsfTradingFeeおよびsfDiscountedFeeフィールドにアクセスしようとすると、一部の状況でtefEXCEPTIONエラーが発生することがあります。#4906

バグ修正とパフォーマンス改善

  • rippled設定ファイルでgRPCポート情報が指定できないバグを修正しました。#4728

ドキュメントとビルドシステムに関する変更

  • payeesとpayersが同じアカウントでないことをチェックするユニットテストを追加。#4860

  • Windows CIユニットテストの失敗を回避するワークアラウンドを削除。#4871

  • Conanのレシピでプラットフォームに依存しないようにライブラリ名を更新。#4831

  • xbridge witnessサーバーをビルドするためにConan パッケージで必要なヘッダを追加。#4885

  • 一時的なRulesオブジェクトを作成する際のオブジェクトライフサイクル管理を改善し、Windowsユニットテストでのクラッシュを修正。#4917

フルコミットログはこちらでご確認ください。

GitHub

rippledの公開ソースコードリポジトリは、https://github.com/XRPLF/rippledでホストされています。
XRP Ledgerの開発者コミュニティに参加し、価値のインターネットを構築しましょう。

クレジット

このリリースに直接的に貢献してくれた皆さん:

バグバウンティと開示について:

私たちはrippledコードのレビューを歓迎ます。
リサーチャーの皆さんが発見した問題を責任を持って公表するよう強く求めています。
バグを報告する場合は、詳細なレポートを次のアドレスに送信してください: bugs@xrpl.org